「認知症になったら絶対後見人が必要?」
普段から非常に多くいただく質問です。
最近では高齢者の方が金融機関の窓口に行って、
・出金の目的を言えない
・話が通じない
・整容が乱れている
など、少しでも認知症と疑われるような行動をすると、窓口の担当者が
「後見人つけてきてください」
と、払い戻し手続きをさせてくれないことが頻発しています。
見方を変えれば、本人の預貯金という財産を守るためといえ、成年後見制度の認知度が高まっている表れではあるのです。
ただ、制度理解が不十分なために、些細なことでも「一事が万事」となり、不必要な制限がかかっているとも言えます。
今回は、払戻手続ができなくなったら、後見人はつけるべきか検討します。
持論
金融機関に言われただけでは、専門的判断とはいえない。
払戻手続ができないだけなら、後見人は不要。