革命のファンファーレ(西野亮廣さん著)の一節にSW的に思うこと

前もって言っておきますが、批判ではありません。むしろ、キングコングの漫才はテンポが良くて好きです。

もちろん、この『革命のファンファーレ』も買って読んでます。

ただ、この本最後に書かれていた

「行動しない人間は

アホである」

こういうくくりかたは、いささか乱暴だと率直に思った。

「行動することに勇気は必要ない」

これもうーん😔と唸ってしまった。

確かに書いてあることは、一応筋が通っている。

みなさん、子どもの頃に初めて1人で電車に乗るときはドキドキしましたか?僕もしました。多くの人がそうだと思います。

では、大人になって、通勤するようになって、1人で電車に乗るときはドキドキしますか?しませんよね?

その理由をこの本では、

「勇気を手に入れたからではない。…「電車の乗り方」という情報を手に入れたから」

としています。

うん、なるほど、確かに、論理的。

圧倒的個人的SW的見方(なんか中国語っぽい)

じゃあ、成年後見人として関わってる人が、

「人との関わりが怖くて仕事できない」

と言われたとします。

さきほどの論理にあてはめて考えると、

人との関わり方という情報を手に入れると、怖くなくなり仕事ができるようになる、ということになる。

果たして、そうか?

同じような経験をされているSWの方々は多いと思う。

慎重なエンパワメント

僕は、SWとして、本人の自己決定の観点から、仕事をしたいかどうかという意思を確認します。

「仕事したい」という意思を確認できたときは、本人の気持ちを全力支持&慎重にエンパワメントします。

その過程で、「人との関わりが怖い」という気持ちにどう向き合っていくかを本人と一緒に考えます。この部分において、慎重になります。急ぎすぎては、本人の気持ちを置いてきぼりにしてしまいます。

まとめ

何が言いたいかというと、行動しない人間はバカばかりではないということ。前向きに行動しようともがいている人間もいるんですよね。僕を含めて。

では、また!