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第2位 スコアラー
面接のときに、記録を一心不乱に取ってる様をスコアラーと名付けました。
これは、アカンです。
昔、法律事務所で議事録を作成していたときは、一言一句聞き逃すまいとそれこそ一心不乱でした。そのときはTPOという点で良かったのかもしれません。
でも、SWの面接の場面は違います。
大事なのは記録をとることではなく、話をしてご本人の反応をしっかりとみて、意向を汲み取ることです。この汲み取る力は重要です。
実は面接の半分以上は事前打合せで終わっているので、現場では現場でしかみれない情報収集と、最後のご本人の反応を確認しに行くだけといっても過言ではありません。
いわゆる非言語的コミュニケーションの部分です。言葉にならない自然なリアクションが、ご本人の一番言いたいことだったりします。
これを汲み取ることができるかどうかで、これから続くであろう信頼関係にも多大なる影響を与えます。
第1位 空気になりすぎ
昔々、法律事務所のときは会議を邪魔しないように、場の空気を壊さない程度に「空気になる」ことを先輩から学びました。
それには、発言ひとつひとつが法律の要件事実のひとつになりえるから事務方が空気を乱さないという理由があります。
でも、SWの面接は違います。何度もいいますが、大事なことはご本人が話しやすい空気を作ることが優先されます。
そんなとき「無」の空気をまとった人がいたら、ご本人からすると「あの人はなんや?」となります。みなさんでもなりますよね?
そういうちょっとした違和感が、ご本人の話を妨げ、必要な反応をみることができなくなります。
僕は、これをまさにやってしまい、ご本人が「あの人ずっと黙ってるけどええんか」と、違和感に注意がいき、話が進まなくなり会議が終わったことがあります。
有り難かった話。
このやらかした会議のあと、先輩からの
「あのヤバい空気を経験できたことが大事。次につながる空気を経験できて良かったね」
という言葉で救われました。
この経験でSSW(スーパーソーシャルワーカー)なってやると思いました(ダサい)。
そしてこんな僕の経験でも誰かの踏み台にはなれるんじゃないかと思い、こうやって書いてます。