【経営編】社会福祉士事務所の経営は成り立つの?

信頼性

国家資格

社会福祉士は国家資格です。

まず、その点において絶対的信頼があります。

ただ、あまり知られていないことは、これからの社会福祉士人生の課題でもあります。

社会福祉士倫理綱領・行動規範

社会福祉士は、人の人生に深く介入することから国家資格であるがゆえに高い倫理観が求められます。

それが、「社会福祉士倫理綱領・行動規範」です。

これに反した行為を行った場合、懲戒処分を受ける可能性があります。

反射的に、国家資格に対する信頼が得られています。

社会福祉士同士のつながり

社会福祉士に合格すると、日本社会福祉士会に登録して、都道府県別の社会福祉士会に所属します(任意)。

仕事をする地域の中でこの「社会福祉士同士のつながり」を得ようと思うと、都道府県別の社会福祉士会に属することが大きなメリットです。また、今ではSNSでも県域を越えた社会福祉士のつながりを構築することができます。

なぜ、この「つながり」が大事かといいますと、一言で社会福祉士のバーンアウト予防にもなるからです。

社会福祉士は、人の人生に深くかかわる場面があります。その際、個人の倫理観とご本人の倫理観や他者の倫理観、はたまた、専門職としての倫理観に挟まってしまうことがあります。これをジレンマといいます。

そして、社会福祉士は、ご本人に対して守秘義務を負っているため、なかなかジレンマを相談できる場所がないのが実態です。ジレンマを抱えたまま仕事をすると、意識的にも無意識的にも澱のようにたまっていきます。それが、何かのきっかけで爆発し、仕事ができなくなる状態となってしまうことがあります。これをバーンアウトといいます。

そのバーンアウト予防として期待されるのが、社会福祉士同士のつながりです。

先ほども言いましたが、社会福祉士は守秘義務を負っています。それでいうと、守秘義務違反をしないように、話すコツもあります。

社会福祉士同士だと専門職なので、同じような体験をした諸先輩方がたくさんいらっしゃいます。

自己防衛として、社会福祉士のつながりを持つことができるのは、資格の必要な理由の中でも大きな理由です。

社会福祉士事務所ってぶちゃけ稼げるの?

「ぶっちゃけ稼げて来ています」

僕は社会福祉士が社会福祉士として仕事をすることで、「地位向上」を実現したいと考えています。

そのためには、社会福祉士事務所が経営が成り立たないといけないし、新しく目指す人にとって魅力的でないといけないと思います。

僕の事務所は、経営5年目ということで終わり頂けるように、経営は安定してきております。

所属する社会福祉士の生活が豊かになるように待遇も考えています(フレックス勤務、裁量労働制など)。

一方で、福祉の業界では、「稼ぐ」ことにアレルギー反応があることが往々にしてあります。

それは、高齢者や障害者の方々の支援を仕事としているため「福祉なのに」という観点から言われるのだと思います。

この点については、理解半分、反論半分といったところでしょうか。

介護福祉業界は、常に人手不足です。これは、経済的にも仕事的にも魅力がまだまだなことが原因だと思います。

実際、介護福祉業界で仕事をしていると「奇特な人だねぇ、えらいねぇ」と言われることがあります。

この言葉の裏にあるのは、「自分にはできないし、やれない」という思いがあると思います。

確かに、介護福祉業界には、人情があって、人として尊敬できる人が多数仕事をしていると思います。僕自身、県社会福祉士会やSNSでつながっている専門職の方々も「人として尊敬」できる方々ばかりです。

そんな人材がいる業界は、もっと安定的にかつやりがいを両立した職業であるべきだと思っています。

だからこそ、僕たちが経営とやりがいの両立を体現して、少しでも魅力的な仕事として発信していくことに存在意義があると思っています。

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